第3章 failura & revenge
「学秀・・・来てたなら連絡くれればよかったのに」
「別に急いでいたわけではないし、一時間以上待つことになってしまったらさすがに連絡は入れるさ」
学秀は読んでいた資料を鞄にしまい、私に向き直った。
「午前中は体の調子が悪くてね・・・午後は体調が戻ったからね」
学秀は私の目の前に立った。
「・・・家に帰りたいからどいて」
「冷たいね美咲さんは・・・ちょっと、話があるんだ。上がってもいいかな?」
私は学秀の事がなんとなく苦手だ。
何処かしら上から目線で、学秀の成績を越せない私をからかっているように絡んでくる。
「・・・・・・」
「・・・いいかな?」
私は軽くうなずき、微笑む学秀を適当に促して家に入った。