第2章 変わり続ける日々2
~弐日目~
私は校門の前にいた。
すると二人の門番に止められた。
「君誰だ?此処の生徒じゃないよな?」
「この門の向こうは関係者以外立ち入りは禁止されている。」
面倒なことになった。こういうの嫌いなんだよな……。
「あの…校長に呼ばれていまして……」
「しかし私達は何も聞いていない!」
「(あの校長💢)」
少しキレるところだったが、一人の救世主。
「あ。お前昨日の…神谷とかいったか?」
「「あ!誠様!おはようございます!!」」
「あぁおはよう。すまんがこいつは俺の連れだ。入れてやれ。」
「「それは失礼いたしました!!どうぞお入りください!」」
「そんなあっさり……」
「俺は一応優秀生徒だからな」
自分で言うか?普通……
校長室まで連れて行ってもらった。いい奴なのか悪い奴なのか分からない…。
「失礼します。」
校長室の中には前に会った北山先生と数名知らない先生、生徒がいた。
その奥には………
「やぁ、神谷君。来ると思ってたよ!」
校長がいた。大きい椅子に腰を下ろし、何やら資料を沢山持っていた。どうやら話の途中だったらしい。
「すみません。邪魔をしてしまいましたか?」
「とんでもないよ梓君♪椅子に座って待っているといいよ!」
北山先生が何故返答したんだろう……
そして何で名前呼びなんだ……
「ここは私の部屋なんだけど……まぁいいや。神谷君。少し待っていてくれるかい?」
「わかりました。」
私は長いソファーの端に座る。
その隣になぜかまだいた誠……とかいう生徒が腰を下ろした。
「なぜまだあるのです?」
「外にいると周りが五月蝿いから。それはそうとまだお前に名乗っていなかったな。相原 誠だ。よろしく。」
「相原ね……」
「誠で構わん。」
「でも私はだいたい様とか君とかつけないぞ?」
「別にいい。」
「そう。」
私はあまり男子と話さない。というか話す議会がない。こんなに話したのは父以来だろう。
「おぉ!早速お友達ができてよかったね~。神谷君。」
「男って友達っていうんですか?」
「あれ?言わないの?」
「まぁそんなことはどうでもいいですけど、この学校の入学手続きをさせてください。」