第3章 【猫カフェ気分】菊丸英二
「ねぇねぇ、今度の休みに猫カフェ行こうよ?」
駅前にできたんだってさ、そう言って私の肩に絡みつき、楽しみだにゃ~っ、絶対だかんね?約束だよ?とワクワクしながらチラシを眺めてる。
んー・・・どうしようかなぁ・・・ってわざと気のない振りすると、ちぇ~っ、なんだよぅ~ってほっぺた膨らませてる。
うそうそ、一緒に行こうね?ってそんな彼の髪をよしよしすると、今度はにゃはは~と満面の笑みで喜んでる。
そして私は先ほど入れたアップルティーを口に含む。
____私、毎日猫カフェにいる気分だけどね?
【猫カフェ気分】菊丸英二