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奏でる音色

第4章 ファ:マネージャーとしての活動


〜帰り道〜

「まったく、君はなんでもできるんだね。」

「そういう征十郎こそ」

「ふふふ」

「なによ」

「なんでもないよ おつかれさま」

「お疲れさま」


「ただい「蘭~~~~~~~~~~!!!!!」うるせえ ドカっ

「シクシク」

「口でいうな」

「だって・・だって・・・」

「母さんごはん〜〜」

「今日はオムライスやで〜〜」

「わーい」

「蘭なんで棒読みやねん」

「いや、なんとなく?」


もぐもぐ

  もぐもぐ


もぐもぐ

   もぐもぐ


「そういや、お前今日の試合すごかったな。」

「ん?馬鹿兄貴のチームには負けたくなかったからね。」

「指大丈夫か?」

「ちゃんとアイシングしたから大丈夫」

「お前、ほんまにバスケ。。。いや、なんもない。」

「龍兄、もう逃げへんよ。ピアノからも、バスケからも」

「それでお前が辛くなったとしてもか?」

「うん。今日久しぶりにボールさわっておもったわ。
やっぱりバスケすきや。」

「ま、指いためたとしてもピアノがひけへんくなるわけちゃうねんし。」

「そうだがな。」


「ま、どちにしろ公式の試合にはでれへんわけやし。」

「耕さんなら特例だしかねへんぞ。」


「まあなんとかなる。 ごちそうさま」

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