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この命、君に捧ぐ

第19章 また会える



「 これしか方法がないと思った。

だから、泣かず幸せに生きて欲しい。

それが僕からの、

最初で最期のお願いだ。 」

そう、呟いたあと頬にキスをした。
ゆっくり離れていくルカくん。

「...っ」

止められない、行っちゃうよ。
ルカくんが死んじゃう...

「ルカ!」
「ルカぁ!」

2人が叫ぶも、振り向くことはない。
しかし、一度だけ、立ち止まり、

「また会える」

そう言い、走って行ってしまった。
ルカくんは行ってしまったのだ。
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