• テキストサイズ

この命、君に捧ぐ

第19章 また会える



拒否、されたの?
ゆっくり立ち止まる。

伸ばしていた手も、むなしく降ろされる。

「僕の、決断した勇気。無駄にさせないでよ」

唇を噛み締めるルカくん。

「死ぬの??」

「自分の命を代償に封印するんだよ」

「そんなのっ....」

「....馬鹿じゃないの!」

ルカくんが叫んだ。
その言葉に、言葉が止まった。

「君には分からないよ、二度と失いたくないと思う気持ちが」

「そんなことないよ....」

ルカくんの目は、悲しそうにしていた。
/ 132ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp