第18章 再会
「澪、」
ソラが手を握る。
顔を上げると、優しく微笑みかけていた。
「ルカは、これしか方法がなかったんだ。許してやってくれ」
「...何言ってるの、ソラ。死ぬんだよ、話せなくなるし、笑えないし、怒れないし、泣けないし、何よりもうルカくんの言葉が聞けなくな...っ「それでもルカはその方法を選んだんだ!それが君にとってツライ選択だろうと、ルカにはそれしかなかったんだ....」
頬を伝う涙。
ソラが、初めて泣いた。
「ルカが、死ぬことを恐れないとでも思うか?....そんなわけ、ねぇじゃんよぉ...」
失うこと、居なくなること。
どれもすべて、経験したツライ事。
ルカくん、ズルいよ....