第5章 帰り道
その後休む間もなく連戦が続いた。
多分26回くらいしたと思う。
そのうち、【ISSキット】所持者は10人だった。
すごい増えようだ。数日前までは四捨五入してやっと10人程度だったのに。
まあ俺は3戦目ぐらいからついにキレて心意技を使いまくったのだが。
過剰光を宿した火焰の拳で相手を貫いて、過剰光を纏わせたグングニルを投げたり。
ちなみに、【ISSキット】の大きな特徴である二つの心意技が使えるようになるやつだが。一つは威力拡張の【ダーク・ブロウ】でもう一つが距離拡張の【ダーク・ショット】という技で全てよけてやった。
まあ色々あり23戦目が終わり俺はとうとう音をあげてグローバルネットを切ってやった。
「...ぁああ〜....。疲れたァ....」
もうそろそろで豊島区に入るだろう、それまでの辛抱だ。
もう夕方も過ぎ、日が暮れてきている。家に帰ったら【ISSキット】を俺の愛しの可愛い美羽から取らないとな。