第42章 第41セット
*岩泉side*
それからしばらくして及川と優は推薦で大学が決まり、俺は及川から勉強を教わることになった。
優は冬にある代表の合宿に参加するために感覚を戻そうと部活に出るようになった。
少しずつ、確実に別れの季節が近づいてきていた。
冬休み前のある日
優「だぁー!!!!校長センセふざけんな!!」
「何かあったのか?」
優「冬の代表合宿の事話しに行ったらカツラずれててデコ広いの隠せてなかったのを笑わなかった私を褒めて!!」
岩及「「お疲れ」」
一応プロに分類される優は練習がとてもハードで、冬は年末年始以外休みが殆ど無い。
学校よりも練習がメインになる。
それでも頑張れと言った手前、引き止めるなんて出来なかった。
俺らの約束を果たすためには大事なことだから。
優「はじめ終わった?」
「あと3問。」
優「とーる先生教え方下手なんじゃありません?」
及「岩ちゃんの物覚えが悪すぎるんだよ!」
「んだとテメッ!!」
優「早く帰りたい。」
「終わらすから待ってろ」
及「俺の扱い、、、」
今この時間を大切にしよう