第21章 第20セット
*愬波side*
「ごめん、みんな。
少し優と話したいからさ。二人きりにしてくれないかな?」
及「えっ、でも、、、」
「だぁーいじょぶだって!
じゃあ、金田一だけ部屋の前で待機しててもらっていい?
何かあったらすぐに来れるように」
松「ッそれなら俺らも!」
「みんなは柴崎さん達のとこ行って。
ある事ないこと言ってたら唯じゃおかない。
てことでよろしく!」ニコニコニコニコ
及、花、松、国、マネ「、、、うぃっす!」
ドタバタ ガラガラッ、、、
「これでちゃんと話せる。
優。誰にも言わないから。
なんで柴崎を引っ叩いたのか教えて?」
じっと俯いて拳を握りしめている。
「、、、もしかして、岩泉のために理由言わないの?」
ビクッと肩を揺らした。
やっぱりか、、、。
「柴崎はなんて?」
するとポケットに入れていたケータイを取り出し、柴崎が優に言ってきたことを打ち込んだ。
内容はバレーが大好きで、本気の彼らを見ていたら決して言えるはずのないこと。
優で無くてもこれは引っ叩きたくもなる。
でも、、、
「なんで岩泉の為なの?」