第19章 第18セット
*岩泉side*
俺と奏以外の部室にいる奴らが順位が上がったと喜ぶ中、俺と奏は少し負のオーラを放っていた。
及「岩ちゃん?何でそんなにイライラしてるの?」
「あ"ぁ?うっせーな、クソ川」
及「俺の名前は及川ですぅー!!!」
「初めて知ったわ」
及「え、ヒドイッ!!!
それより、どーしたの?まさか補習なんて言わないよね!?」
「んな訳あるかボケ!順位下がったんだよ!」
半ばヤケになりながら及川に怒鳴る。
及「今回は“センセー”いなかったもんねぇ。」
わざとらしく言う及川に腹が立ったけど部室という事もあり今はやめておいた。
ぶっちゃけ本当のことだしな、、、
テストの時はいつも優に教えてもらってた。
あいつの説明はわかりやすくて、物分かりの悪い俺に何度も説明してくれた。
勉強会の時はせんせーんとこ行ってくるなんて言ったけど、まるっきり理解なんてできなかった。
おれ、どんだけアイツに世話になってたんだろうな。
あの頃は良かったな。
なんてな。