第1章 chapter1 事の始まり
「珱祐!じゃあな!!」
『じゃあなー!また遊ぼうな!』
友達と別れて
俺はただ、道を歩いていた
信号が赤なのをしっかりと見つめ
早く変わらないかなって思った
しばらくして、信号が青になると人々が一斉に動き出した
横からも縦からも来る、それはまるで歩行者天国のようだ
そんな事を思いながら、俺は階段を上がり駅に向かった
ほんの数分で階段を上り
歩いて居ると
宣伝の女の人がティッシュを配っていた
まあ、貰っといて損は無い
ティッシュは色々と役に立つから
そうして、貰った後は
すぐに電車が来ていたので電車に乗った
(ガタンゴトン
ただ、電車が揺れる音がするだけで
周りは静かだ、俺はイヤフォンをして
音楽を聞いた
脳内で、音楽が響く
【間もなくー合図地~合図地~お出口は右側です】
音楽聞いてる間にもう着いたようだ
俺はホームに降りた
これでやっと帰れると思い駅を出た
その後、俺は自転車で一時間かけて、家に帰って来た
『ただいまー』
いつも通りただいまを言う
しかし、親は二人共仕事に行ってるから
返ってくる声などない
そう言えば今日は、一段と笑い遊び疲れたな…
そう思い、俺は無意識にベッドに入っていた
少しくらい寝るか
そう思い、俺は目を閉じた
これが、事の発端になるとは思っても居なかった