第3章 王様 我を見失う
…ーー
ヤム「あったねぇーいや
あの時は大変だったわねぇ」
「本当に申し訳ありません…」
ピス「いやいやあれは
王様が悪いでしょ~
慌てすぎだってぇー」
ヤム「王様の尋常じゃない慌てように私も慌てちゃってさぁ
いつもなら
ただ寝てるだけってすぐ気が付くんだけどねぇ
真面目な顔して
虫刺されまで報告しちゃたわ」
「あの時は凄くはずかしかったんですよぉー」
ピス「キャハハハハハ」
ヤム「ヨナのことになると
覇王もダメねぇ
その他においては完璧な王様なのにね」
ピス「覇王も人の子なんだねぇー」
「散々言ってくれるなぁ」
「「「!!!!」」」
ピス「噂をすればおーさまだー!!
どうぞーご一緒にぃー」
シン「いや今日は遠慮するよ
迎にきただけだからね
…と、これは
かなり飲んだみたいだね」
ヤム「ありゃ」
ピス「寝ちゃってる
さっきまで起きてたんですよー
てか寝るの早いなぁ
気絶並ぃ~」
ヤム「安心しちゃったんでしょーねぇ」
シン「大丈夫だ
抱えて帰ろう。なんだか水を指すようですまないな」
ピス「ぃーえっ
おきになさらずですよー」
ヤム「ごゆっくりぃー」