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俺と、あいつ。
第1章 見られた…?
あいつ────
顔中が、傷だらけだった。
額にガーゼ、頬に絆創膏────
他にも、古傷やあざが何個もあった。
俺は、何年も閉ざしていた「友情」という気持ちの蓋を開けた。
────消しゴムを、あいつの近くに落としてやろう。
コロン…
あいつは、口をパクパクさせて、消しゴムを拾ってくれた。
俺は、ぶっきらぼうに消しゴムを取った。
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