第1章 風邪編〜影山飛雄〜
こ、この状況は…
まさか、好きな人と部屋で2人っきり!?///
「ん?顔赤いぞ?大丈夫か?」
「へ?あ、うん、大丈夫…」
あーもう…
影山くん来るんだったらちゃんと部屋片付けとくんだった…
「そうだ、これ、買ってきた。」
突然差し出されたのは、コンビニのプリンだった。
「あ、ありがとう?」
まさか、病人にプリンを買ってくるとは…
……なんで?
「なんでプリン?」
思い切って聞いてみると、彼は、
たぶん私以上に不思議そうな顔をして、こう言った。
「病人にはプリンじゃねぇのか?」