• テキストサイズ

恋の迷宮☆JUMParty

第9章 会えない時間




私の体がふわっとした温かさに包まれた。

薮くんが抱きしめてくれていた。


愛「薮くん…?」


びっくりして涙が止まった。


薮「あ、泣き止んだw」


親指で涙を拭ってくれた。


愛「ごめんっ…私、泣いて…。」

薮「泣きたい時は泣けよ。」

愛「ありがとう。」

薮「//…ごめん、ホントにごめん!」

愛「えっ、何が…んっ?!」


唇に生温かい感触。

私の唇に薮くんの唇が重なっている。


薮「何もしないって言ったのに…ごめん。」

愛「あ、うん…。びっくりした…。」


薮くんとキスをしてしまった…。

涼介が知ったら怒るよね?

でも…もっとして欲しいって思った私は最低だ。

薮くんを涼介と重ねてしまう。

それもまた最低だ。


薮「愛湖?」


無意識に薮くんにしがみついてた。


愛「一人に…なりたくない。」

薮「ん。俺で良かったらいつまででも一緒にいてやるから。」

愛「ありがと…。」
/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp