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ただの怖い話

第9章 悲しみの雨


私は外に出るといつも雨が降る…
そうなってしまったのは
私の大切なペットが車にひかれて
亡くなってからでした。
私が一番嫌だったことはその次の日がもの凄く晴天で
ペットの死を祝福するかのようだったことです
だからいつも雨が降るでしょうか?

私は雨が降るのが嫌になって家にこもるようになり
いつも泣いていました。
そして家の中にいても雨が降るようになり
家にこもっても外に出てもいっしょだと思い
玄関を開けると亡くなったはずのペットがいました。

私はペットを見ても何故か怖くありませんでした
私はペットに引き寄せられ、わけのわからない
ところにいました
ビルもない家もない真っ黒な一本道をたどっていました
歩いていると赤い傘が落ちていて…
私が傘をさすと雨が降り注いだ
ペットが亡くなった時みたいにペットが亡くなったのを
見つけた日も雨が降っていて
私は赤い傘をさしていた

そうして声が聞こえた
「もう泣かなくていいよ一緒に帰ろう」
って私はペットについていった           

自分の意識で…
そして彼女は、路上で遺体で発見された
赤い傘を持って彼女のペットが言ったあの一言は、
「一緒に帰ろう。僕のいるところに」

ペットがいるところは、あの世…
彼女はあの世に連れていかれたのです。





悲しい雨とともに…
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