第2章 出会い
『はい、これで大丈夫だと思いますよ』
「あ、ありがとね!」
そう言って及川先輩は勢い良く立ち上がった
『あっ、待って!』
「い"っ…」
そう言って及川先輩は
バランスを崩して倒れそうになった
『危ない!』
ガシャンッ
「いったー…」
『だ…大丈夫ですか?』
私は及川先輩に押し倒される形で
床に倒れていた
「うわぁっ!
千春ちゃんこそ大丈夫なの!?」
『私は大丈夫です!』
ちょっと痛かったけど…
『及川先輩は、エースなんですから
あんまり無理して怪我しちゃダメですよ?』
腕を担ぎ椅子に座らせながら言った
「あはは…ごめんね」
『足は痛みますか?』
「んーん、大丈夫」
『良かった…』
そう言って自然と笑がこぼれた
「っ!//」
『及川先輩?
顔赤いですよ?
はっ、まさか熱あるんじゃ…』
「違う違う!」
『とにかく、今日は大事をとって
寝ててください!
私バレー部の人に使えてきますから!』
私は及川先輩を無理やりベットに寝かせると
保健室をでて、体育館に向かった