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ぼっそり

第2章 こっそり


当日、午後二時に駅集合なので姉さんと駅に向かった。
姉さんは朝起きた時から気分が良くて、むしろそれが行動に移りそうで怖い。
姉さんについて行けるエルとキリが羨ましい。

「イブキ姉さん!」

近くでキリと一緒に居たエルが姉さんの方に駆け寄ってきた。
キリも後ろについて行っていた。

「エルくーん!!それにキリーちゃんも!!久しぶり~!!」

そう言うとエルの背中をぽんと優しく押してキリの頭を撫でていた。
見てるだけで、何だか癒されると思った。

「イブキお姉ちゃんのお洋服可愛い~!キリーもそういうの早く着たいなぁ…」

「あら、ありがとうキリーちゃん。大きくなったらすぐに着れるわよ、それまでの我慢よ」

「本当?えへへ、はやくエルお兄ちゃんみたいになりたいな~」

エルがゲッとした顔をしたので「どうした?」と聞いてみると、エルは「キリーが俺くらいの身長に将来なったら俺が困る」と言ってつい笑ってしまった。
そういうことじゃあ、ないと思うがな。
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