第32章 この話、番外編につき。(allキャラ)
「いいか翔陽」
「ハイ!」
「今本編で大活躍の音駒のリベロの衛輔くんはな」
「ハイ!」
東京で全国をかけた熱戦が繰り広げられている頃の宮城、烏野高校男子バレー部。
休憩中の今、西谷は音駒の夜久衛輔の凄さについて日向に熱く語っていた。
「俺と大地さんを足して2で割らなかったかんじの人だ!」
「…?、!!?」
その姿を頭で想像した日向は目を輝かせて叫んだ。
「スゲェェェェ!!」
日向の頭の中にはマッチョな体に西谷の顔をした選手。
あまりにもアンバランスな想像上の選手だった。
「日向の予想、多分違う」
「日向、俺そんなマッチョ違う。ね、センセ?」
「えっ…?あ、うん澤村君はもっとこう引き締まった様な綺麗な…………あっ!!?////」
急に話を振られた補助顧問のは素直に答えながら突然我に返ったように赤面し出した。
「大地も先生も日向のイメージ見えんのかよ?!」
「いや、旭突っ込むところソコじゃないべ」
「わわわ私!清水さんのドリンク手伝ってきます!!!」
東峰の肩を菅原はポンと叩いて突っ込んでる間には一目散に体育館を後にした。
「???……先生がなんで大地さんの体の事知ってるんですか?」
「それね、ここ以外で喋っちゃダメだよ日向…」
日向の純粋な疑問に山口がコッソリと耳打ちする。
「先生かーわい…いいよなぁ、大地」
「いくらスガでもダメ」
「へーへー」
そう言って笑い、澤村はの後を追う。
顔を真っ赤にしていた愛しい恋人の機嫌を損ねる前にをフォローしなくては。
休憩時間の残りは僅かーーー。
END