第4章 -完-『夢の中の世界は...』by.人狼少女を拾いました
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「パパ......」
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「うーん......だからこっちが聞きたいわっ!」
ビクッ
「パパ怖い、なの......」
「......んぁ?」
「......朝なの、朝ごはん作って...なの。」
どうやら俺の夢はここで覚めたらしい......
ユリは宏光の身体を揺すりながら『お腹空いた。』アピールをしていた。
時刻は朝7時......
「......やっと夢から覚めたっ!(泣)」←
やっとややこしい夢から解放されたぜっ!!
「......意味わかんない、なの。
早く朝ごはん作れ、なの......」←
「......え?(^^)」
なぜか口が悪くなっているユリ......
ちょいちょいちょい......
なんで夢と同じような喋り方!?
『パパと一緒がいい、なの。』
『ずっと一緒、なの。』
昨日のユリはどこいったっ!?
昨日の晩までは完全に天使だったのに......(泣)
「お腹空いた、なの。
今日はタマちゃんのうちに遊びに行くの。
早くご飯作れ、このチビ......なの。」←
目の前にはいつもと同じ姿のユリ。
夢から覚めてまた夢ってアリなのかよっ!?
「これは絶対夢だな(苦笑)
夢だ夢!あのユリがこんなに口悪いはずねぇし......」
ムスッ
「......。」
ぎゅむうぅぅぅぅ...
ユリは不機嫌そうに両手で宏光の頬を引っ張る......
「いててててっ!
ユリマジでいてぇよ......"ジャキッ!"ってか爪立てないで!(泣)」←
なぜかユリは爪を鋭く変化させていた(笑)
(人狼の能力の一つ......)
「夢じゃない、なの。」
どうやら、現実のようです......(泣)
END_