第3章 -完-『口移しのチョコレート』by藤ヶ谷先生、大好きですよ?
2月12日...
「おはよう百合!ねぇねぇ!」
「おはよう美香ちゃん、どうしたの?」
「どうしたのじゃないよ!
もう少しでバレンタインデーだよ!?」
「......あー!そうだったね(笑)」←
「忘れていたのね......(苦笑)」
「あはは~、忘れてました(苦笑)」
「(笑笑)もちろん百合は藤ヶ谷先生に
"本命チョコ"、渡すんでしょ?」
「うん、そうだね!」
「じゃあ今日材料とか一緒に買いに行こうよ!」
「いいね!......でもどんなチョコにしよう......。」
「それね......(苦笑)
"ボソッ"、玲は......どんなチョコが好きなんだろう?」
美香は苦笑した後、何かを小さく呟いた。
「......?美香ちゃん、玲がどうかしたの?」
「はへッ!?」
「美香ちゃん顔真っ赤だよ(笑)」
「い、いや!私が玲が好きだなんて
一言も言ってないし!......あ゛......(汗)」←
美香は顔を凄く真っ赤にしながら自滅した。←
「自分で言ってどうするの......(苦笑)」
「美香、俺がどうかしたのか?」
「な゛!?」
百合と美香が話をしていると、
それが気になった玲が2人のところにやってきた。
「れ、れれれれ玲が何でいんのよ!?」
「いや、お前ら何話してんのかなぁって思ってよ。」
「ベ、別に何でもないし!
あんたは陸のところにでも戻ってなさいよ!」
「......余計気になる。」
「いいから!もうあっち行ってよ!」
「っんだよ!?」
美香は顔を赤くしながら玲を押し戻す。
そしてそれが気になった陸も
百合のところに来る。
「なぁなぁ百合、あの2人どうかしたの?」
「あ、陸!何でもないよ、女子の秘密(笑)」
「何だそれ?」
「いいの!男子には関係ない事なの!」
「え、ますます気になんだけど......。」
「だめだめだめ!ぜぇぇぇったい駄目!」
「......わ、わかったよ(汗)」
(顔、こわっ......。)←