• テキストサイズ

仕事は幽霊退治

第12章 決意と覚悟


白川側

溜まっていた書類は終わった

どれだけ溜まっているのだろうかと思っていたが

そんなにもなかった

3人で頑張ったんだなと思ったけど

『......』

ああ、現実って辛いな

今「お疲れ」

『ありがとうございます』

今井さんからコーヒーを貰った

ブラック最高、おいしい

今「泊っていくでしょ?風呂も布団も準備が出来ているよ」

『何から何まで』

今「後は、報告書だけね」

『はい』

机の上に乗っているのは報告書の紙が1枚のみ

今「アイツらも頑張っていたんだけどね」

『わかっていますよ』

後ろのソファーを見ると

3人で固まって寝ている

今「明日も学校だし早く寝なよ」

『わかりました』

今井さんは3人を起こして部屋に連れて行った

まるで父親みたいだ

半分飲んだコーヒーを机に置いて始末書に取り掛かった

終わったのは30分してからだ

すっかり冷めてしまった残りのコーヒーを飲み切り

風呂に入ってそのまま寝た

朝起きて学校に行くと

『朝からですか』

自分の席の目の前に仁王君が座っていた

仁「聞きたい事があるしのう」

『放課後にまとめてお願いします』

仁「わかったぜよ」

ああ、話すのは面倒だな






仁王側

部活の時間になって氷月を連れて部室に入る

もうすでにレギュラーは揃っておった

幸「じゃあ、話して貰おうかな?」

『はぁ、わかりました』

氷月を座らせて俺は扉にもたれる

『夏休みに入ってすぐに仕事の依頼が来ました。そこで自分は大怪我をして8月下旬まで入院生活をしていました』

真「入院していたとは」

『連絡を入れたかったのですが、皆の電話番号も知らなかったので連絡のしようもありませんでした。入院後のリハビリが長く続いてしまい、昨日が初登校になりました。と言っても来たのは午後からです』

柳生「だから、お昼から見えたのですか」

『はい。昨日、そのまま部活に向かおうとしましたが相変わらずの場所だったので踏み込めませんでした。まだリハビリの最中なので体育をする事も出来ません。なので当分は部活動に参加が出来ません。本当にすいませんでした』

俺の知らん所で大怪我をして今まで入院生活

なんだか大怪我の所が引っかかるのう

柳「何時頃から来れる?」

『それもわかりません』
/ 158ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp