第26章 狂った果実～ユーリorゼノ編～

「ああっ、いい、いいっ

きもちい……

ゼノ様っ」




『お前の好きなところもしてやろう』




「ひゃんっ！

あん、ぁぁぁぁぁっ、ゃん、んんんっ！」




ゼノが指先で、

先端の割れ目を、ぐりぐり抉るようにすると、

腕の中のユーリが

壊れそうな程、乱れる。




『尋常ではない乱れ方だな』




「あっ、はぁん、いゃっ……あっ」




もう、ユーリの耳には

ゼノの言葉が

半分も届いていないのかもしれない。





ゼノは、

悩まし気なユーリにぞくぞくしながら

薄桃色に尖った乳首も

同時に弄ってやる。




「あっ、そんな、

同時にされたらっ

……ああ

ゼノ様、イキそ………」




「見ていてやろう。

好きなだけ果てるといい」




「そんなっ

ゼノ様に、見られながらなんてっ」




『では、我慢するか？』





「そんな、ゼノ様の、いじ、わる……

あっ、だめっ

イキます……

あっ、イク…イクっ

ぁぁぁぁぁっ！！」




びくん！！




びくん！！




ぴゅる




ぴゅ、ぴゅ、



ぴゅるるるる。




ユーリは

しなやかな身体を悩まし気に捩らせて

虚ろな瞳で天を仰ぎ

がくがく震えながら

狂ったように

白い欲を撒き散らした……