第24章 狂った果実～シドvsルイ編②～

『可愛い声だな。

もっと聞かせろよ』




俺はめいっぱい冷静を装って

低く囁く。




「……俺、男なんだけど」




『あ？』




「……可愛いって言われても

嬉しくな………

ああっ…」




また声が零れて

ルイは口許を抑え直す。




俺は手を速めた。




くにゅくにゅくにゅくにゅ……




「んん、んん、んん、」




ルイの小さな身体が

俺の腕の中で

ぷるぷると震えだす。




ルイ可愛いルイ可愛いルイ可愛い。




「あっ、待っ……」




『なんだ？』




「……先から、なんか、出て……っ」




まだちょっぴりしか剥けていないルイのソレの先から

透明な蜜が溢れてる。




『……気持ちいいのか？』




「え……気持ちいい…？

分からな……ただ、

ムズムズして……あんっ」




『それが、気持ちいいってことだ』




「そう……なの……？

あっ……あっ……」




ルイは

口許を抑える余裕がなくなったらしく

愛らしい声で

俺を更におかしくしていく。