第23章 狂った果実～ルイ編～

「っ………」




（そんな、こと…）




大勢の観衆が

ルイを舐めるように視姦している。




自分から求めるような事、

言えるはずがない。




ルイは、唇を噛み締めた。




「……そんなわけない」




司会者はにっこりと笑った。




『ですよね。

もっともっと、

楽しませてもらわないと。

では、再開』




司会者の合図で、

また

全ての愛撫が再開される。




「あああっ、いやぁっ……！」



それからルイは、

何度も

何度も

何度もスン止めされ

我慢する術も分からず

ただされるがまま、

あられもなく喘ぎ続けた。




扇情的なその姿に

誰もが喉を鳴らす。




（ああっ、もう、

身体おかしい、

脳が熔けそうっ

イキたいっ、

でも、いやだっ

誰か……誰かっ）




「助けてっ

も、もう……」




『ん？

そろそろ、限界ですか？』




また、愛撫が止まる。




『イキたいですか？』











「はあっ…










違っ……








誰が、そんなこと」




『再開』




「ぁぁああっ、もお、

やめてぇ…

死んじゃうっ」