第23章 狂った果実～ルイ編～

「ん…ん…………んんっ」




くすぐったくて。




くすぐったくて。




ルイは身体を捩りまくる。




が、

しばらくすると……




（なに……なんか、

身体、変………っ）




「んふっ………ふっ………はぁっ…」




ルイの唇から

熱い吐息が零れはじめた。




（なにこれ……

なんだか…もどかしい…）




『感じ始めた様ですね』




「感じ………？」




『そろそろ触っても良い頃でしょうか、

乳首』




「ち………？」




（なんで？

乳首…？）




ルイは軽く首を傾げる。




『おや？

まさかとは思いますが、

触れた事ありませんか？

自分でも？』




意味が分からず困惑するルイ。




『ほう……

これは楽しみですね』




司会者が指をパチンと鳴らすと

男の一人が

ルイの乳首に

指先をじわじわ寄せていった。




（なに？

なんか、やだ…

怖い………！）




そして……




ぴんっ。




男の指先が乳首を弾いた。




『っぁあっ……』




今まで感じた事のない快感が貫き

ルイは大きく仰け反った。