イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第22章 ウィスタリア王宮★秘密の忘年会
レオ「文献で読んだことがある。
確か……遠い異国の伝統あるゲームで
クジで決まった「王様」が出した命令を、
ランダムに決まった参加者が行う…」
ユーリ「へえ。面白そうですね♪」
ジル「とりあえず、試しで一度やってみましょう。
みなさん、筆を1本ずつ引いてください。
何が書いてあるか、
他人には見せないように」
全員、筆を手に取る。
ジル「ではまず「王様」と書かれた筆を
持っている方は?」
アラン「あ。俺」
ジル「ではアラン殿が王様ですね。
アラン殿、『○番、○○をしろ』という形で、
命令をしてください。
王様の命令は絶対ですので、
逆らわない様に」
アラン「じゃあ……
3番、腕立て伏せ100回」
ジル「ここで、みなさんで
『3番だーれだ?』
と言って下さい」
シド「それ恥ずかしいだろ」
レオ「まあまあ、せっかくだから」
ジル「かまいませんよ。嫌々でも。
そのうち、否が応でも、
盛り上がることになりますから…ふふふ」
ジルの不適な笑みに、
全員、背筋が寒くなる。
ぞっ……。
ジル「では『せーの』でどうぞ。
せーの…」
全員「3番だーれだ」
イケメンたちは
それぞれのテンションで言った。