イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第15章 悪魔のお仕置き~ユーリ編②~
「はぁ……はぁ……はぁ……」
ユーリの荒い息が執務室に響く。
(ああ、達してしまいましたね。
可愛いですよ…
くすくす…)
ジルは心の中で笑いながら、
厳しい声音と視線を向けた。
『ユーリ。
仕事中に達するとは。
これは一体どういう事ですか』
ジルは
ソフトラベンダー色のハンカチを取り出し
品良くユーリの欲を拭う。
「ぁ……ごめん、なさい、
…俺こんな……
……恥ずかしいっ///」
華奢な両手で口許を隠しながら
涙を湛えて
ガクガク震えるユーリ。
(小鹿ですか!?
こんなに震えて…もうたまりません!!)
『お仕置きと…
教育が必要ですね』
「え?」
ユーリの琥珀の瞳が見開かれる。