イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第15章 悪魔のお仕置き~ユーリ編②~
『脱いで下さい』
「全部ですか?」
間髪入れず
小首を傾げて聞き返すユーリに
さすがのジルも
少し、たじろいだ。
『……ええ、全てです』
「分かりました」
ユーリが
ウィスタリア王宮に来て
次の日の朝。
ここはジルの執務室。
二人きり………。
きゅるんきゅるんの大きな瞳を細めて
にっこり答えると
ユーリは
しゅるり………と音を立てて
平然と、襟元のリボンを解く 。
(なんと警戒心のない。
それに、
なんと潔い脱ぎっぷり)
ジルの舐めるような視線に気付く様子もなく
着々と露になっていく
ユーリの肌。
白いドレスシャツがさらりと落とされると
薄く色づいた愛らしい乳首に
ジルの視線が吸い寄せられた。
(…無防備ですね)
ジルは思わず頬を染める。
もちろんそれは
恥じらったから……ではない。
これからの行為を妄想し
興奮状態に陥ったからに他ならない(笑)