イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第14章 悪魔のお仕置き~ルイ編~
『ふふ…
久しぶりですね、
こんなに敏感な貴方は。
ああ……ぞくぞくする…』
満足げに告げながら
ジルは執拗に
ルイの乳首をくりくりと捏ね回す。
「…ひゃんっ………ぁっ…」
『何が
貴方をそうさせるのでしょう。
ロベール殿の視線の先に垣間見える
“誰か”の視線…
ですか?
そんなに見られたくありませんか?
“愛しい彼”に』
「え……っ………今なんて…?」
ルイの顔から血の気が引く。
『さあ?
なんでしょうね…ふふふ』
「っ……」
ルイは何かを問おうとして
口を閉ざした。
(聞かないのですね。
聞くのが怖いのですか?ふふふ…)
ルイを翻弄するのは
“ジルに愛される様を画いた絵を
愛しい人に視られるかもしれないという恐怖”
に他ならないであろう。
『描かれていますね、ハワード卿。
貴方の
はしたない姿…』
「んっ…
こんな仕打ち…
……卑怯者っ…」
『ふふ
ご存知なかったのですか?
国王側近というのは、
えてして卑怯なものです。
綺麗事だけでは、国は守れませんから』
くりくり…
「っ……汚っ…ぁん、ゃん…」
『私は良いのです。
国を守る為なら、
どんな悪にもなってみせる』
「それ……っ」
『ああ、すみません、
関係ありませんよね。
政と私の趣味は
ふふふ…』
くりくり…
「ぁぁんっ………ゃぁ…」
ルイはいつの間にか
両脚を擦り合わせ始めていた。