イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第13章 狂った果実~アランorルイ編~
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??『スキ』
??(うん...)
??『スキ
オレノ
コイビトニナッテ』
??(どうしようかな......)
??『オネガイ』
??(これからも協力してくれるなら
考えてあげても...いいよ...)
??『ホント?ウレシイ!
ウン。
コレカラモ、オシエテアゲル』
??(......うん...)
??『ヤクソク。
チャント
カンガエテネ』
??(うん...考えるね...)
と
窓辺から
透き通るように呼ぶ声が響いた。
ルイ「シャル...」
シャル(あ、ご主人様だ)
セバスチャン『ジャア、マタネ、シャル』
セバスチャンは
シャルの首もとに
軽く頭を刷り寄せてから
夜空へと飛び立った。
セバスチャンを見送ったシャルは
窓辺に立つルイの肩に舞い降りる。
ルイ「何を話してたの?」
シャル「ピヨピヨ..........」
ルイ「そう...
シャルは悪い子だね」
シャル「ピヨピヨ.........」
ルイ「うん、知ってる...
ありがとう...」
シャル「ピヨピヨ......」
シャルの言葉を聞いたルイは
顔色を変えた。
ルイ「......そう...レオが...」
瞳の奥が切なげに揺らめかせながら
ルイは呟いた。
シャル「ピヨピヨ......」
ルイ「......大丈夫」
シャル「ピヨピヨ......」
ルイ「......シャル、
これからもこの調子でよろしく...」
そう言ったルイの瞳からは
すでに切なさは消え
いつもの無機質な色が宿っていた。
シャルは
小首を傾げて
切なげにルイの顔を覗き込んだ。
第13章
狂った果実~アランorルイ編~
-End-