イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第3章 狂った果実~ユーリ×アラン編~
「え…」
一瞬何が起きたか分からなかったが
すぐにアランは、
ベッドの上で
ユーリに組み敷かれている事を理解する。
先ほどの愛らしさは何処へやら。
ガラリと雰囲気の変わったユーリは…
妖艶な…
いや、獰猛な獣のような眼差しで
アランを見下ろしている。
低く囁く声が聞こえる。
『ダメだよアラン様…
だって今日は
俺がアラン様を抱くんだから…
……ね…』
「…ぇ?…は?」
アランは驚き、言葉が出ない。
(アラン様って…容易い…くすくす…)
『立場逆転だね。
さて、どうしようかな…』
ユーリはアランの手を頭の上に纏め上げると
指先で頬を撫でた。
びくり
アランの肩が震える。
『期待していいよ…
アラン様には内緒にしてたけど
俺…
すごいから…』
大人びた表情でアランを見下しながら
ユーリは
自らの唇を
ぺろりと舐めてみせた。
どきん………
(誰こいつーーーーーーーーー!?!?)
アランは口をぱくぱくさせるが
言葉が出てこなかった。
反抗しようとする心とは裏腹に
アランのモノは
ユーリの言葉に
しっかり反応を示していた。