第2章 悪魔のお仕置き～ユーリ編～

「はぁ…はぁ…」




（……………………………）



ユーリは

なにも考えられなかった。




息を荒げ

意識が飛びそうなのを

どうにか耐えている…




と



ユーリの腰を

ジルが掴み

また

激しく腰を打ち付け始めた。




「ひあっ…」



（ジル…様っ…まさか……）




『今までは多めに見ていましたが

今日という今日は…

許しません』




（………なに？

まさか、ホントにあの事がバレた…？）




『身体に叩き込んで

差し上げましょう。

私を本気で怒らせると

どうなるかを…




それに




まさか




これで終わりだなんて




思ってらっしゃいませんよね。




私はまだ何も…




私を満足させてくださいね




ユーリ…』




妖艶に微笑むジル。




「ああっ…そ…もぅ…やぁぁああっ」




（そんな…ホントに…もう…ムリ…）



ジルは

また

腰を

打ち付け始める。



ぱんぱんぱんぱん……




「あっ…ゃぁ…ジル様っ

おかしく…なっちゃうよぉ…

ぁぁぁぁぁぁ……

も……

許し…て…」




ユーリの叫びにも似た喘ぎ声が

部屋に響く…




この日ユーリは

ジルの

本当の恐ろしさを

知るのだった…。










第2章
悪魔のお仕置き～ユーリ編～

-End-