イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】
第9章 狂った果実~アランorレオ編~
大切にしようとしてくれているのが
痛いほど分かる、
レオの甘いキス。
(……レオ…そんなに俺のことを?
そんな風に真っ直ぐに
思いをぶつけられたら
…愛しくなっちまう…
……抱きたくなっちまう…
レオ…おまえ、キスなんかして……
この後どうするつもりなんだよ。
「身体が疼いた時の鎮め方、
教えてあげる」って
どういう意味?
おまえは…どうするつもりなの…?)
アランは
考えがまとまらないまま
レオのキスに答えるように
舌を絡ませると
レオの舌を押し戻す様に
レオの口内へ舌をねじ込んだ。
(俺は......どうするつもりなんだろ...)
『ん……』
レオの声が小さく漏れる。
レオの手によって
視界を奪われているせいで
より鮮明に聞こえる気がする。
『ん...んん........は........ん...』
(ああ…やばい……
やっぱ、こいつの声…そそる…)
今日はその声を
他の誰かではなく
自分が出させているのだ
という事に
アランは興奮を覚えた。