• テキストサイズ

イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】

第9章 狂った果実~アランorレオ編~


『で、何?』




ここはレオの部屋。

アランとレオは

ソファーに並んで腰を下ろしていた。




二人がジルのお仕置きを受けて、

数日後の深夜。




「話がある」と

珍しく

アランがレオを訪ねて来たのだ。




「………………大丈夫かよ」




『……何が?』




レオが軽く首を傾げる。




「………その…………………身体」





『……ああ、そういう事』




レオは、ふっと淡い笑みを浮かべた。

アランは

あの日ジルに、滅茶苦茶に抱かれたレオを

気にかけていたのだった。




『おまえは、なんだかんだ言いながら

俺の事、心配してくれてるよね』




「別に…………

そういう訳じゃ…ねえけど…

その、おまえ、あの時…

俺を………

助けて…くれたから………」




アランの口から

珍しく

素直な言葉が零れる。




(あの時、

おまえが俺を

本当はすごく大切に思ってくれてるんだって気付いて……




いや。




本当はずっと知ってた。

大切に思ってくれてること。

でも、気付かないフリしてただけだ…)




「…………その……ありがとう…」




アランの真っ直ぐな言葉に

レオは少し驚いたように

眉を上げた。



/ 674ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp