第2章 【FAIRY TAIL】 グレイ×ルーシィ
今日は2月13日。わかると思うけど、バレンタイン・イヴ。今あたしがいるのは、製菓材料店。要するに、明日のバレンタインの準備…なんだけど…実は何を作ろうとか、どんなものにしようとか、全く考えてないの。だって…
レヴィ 「あれ、ルーちゃん? ひょっとしてルーちゃんも明日の準備??」
…なんていうタイミング…レヴィちゃんと鉢合わせた…。別にそれ自体は全然悪いことじゃないけど、今は間が悪いなぁ…。レヴィちゃんは、ガジルと付き合ってる。だから、きっとガジルのために作るつもりなんだろうな…でも、あたしは…
ルーシィ 「う、うん! レヴィちゃんもでしょ? ガジル、喜ぶと思うよ!!」
レヴィ 「な…っそ、そういうルーちゃんだって、グレイに作ってあげるんでしょ⁈」
ルーシィ 「…あたしは…どうかな…?」
レヴィ 「…ルーちゃん?」
今、レヴィちゃんに指摘されたとおり、あたしは一応、グレイと付き合ってる…。でも…
レヴィ 「何かあったの、グレイと?」
ルーシィ 「うーん…実はね…」
レヴィ 「け、喧嘩ぁっ⁈ ルーちゃんとグレイがっ⁈ 嘘⁈ なんで⁈」
ルーシィ 「いや…あたしが悪かったんだよ…。グレイにね、バレンタイン、どんなの欲しい? って聞いたら…」