第14章 及川の思い
一方、及川は岩泉と話をする為二人で帰る。
「話あるんじゃなかったのかよ。」
岩泉が及川に聞く。
「あっ、うん。葵ちゃんの事でさ。」
「葵の事?」
「昨日さ、国見ちゃんと葵ちゃんの事でもめてたじゃない?俺さ昨日家に帰って冷静に考えてみたわけ。俺は葵ちゃんに興味はあるけど好きなのかなって。」
「で、結論は出たのか?」
「ん~。俺もさ、葵ちゃんの事、岩ちゃんと同じ感じだったのかも。可愛いとは思うけどさ。」
「てことは、及川も葵の事は妹みたいな感じって事か?」
「そうなんだよね。でも、俺は葵ちゃんをお兄さん離れさせたいなって気はあるんだよ!」
及川はグッと手に力を入れながら話した。