第8章 青城の主将さん
放課後部活の時間
葵は給水器の水を淹れながらドリンクを作っていた。
(ふぅ……やっと淹れ終わった……)
葵はドリンクを入れたカゴを持ち上げる。
「……おっ、重い……(二回に分けて持っていこう)」
葵はカゴからドリンクを取りだそうとしたら
「重そうだねっ。半分持ってあげるよ!」
男の子がカゴの持ち手を1つ掴んだ。
「あっ、ありがとうございます。助かります!」
葵 はその男の子にお礼を言った。
「どこまで持っていくの~?」
「第3体育館です!」
「そうなんだ!俺もそこにちょうど行く所だったんだっ。」
その男の子は葵に話した。
(この子、岩ちゃんが言ってたマネちゃんだ☆俺に会いたかったんだよね♪)
その男の子はニコニコしながら歩いていた。
葵はその男の子の顔を見ながら
(何でこんなに笑ってるの?)
困惑していた。