第5章 薔薇11本〜記念日〜
花蓮と付き合い出して初めての記念日。
「お、いらっしゃい」
「ど、ども」
店に入ってキョロキョロする俺に
店長は笑いながら〝今日は休みやで〟と言う
「謙也くんは洒落たことするなぁ」
注文しといた11本の薔薇を包みながら
茶化してくるのでジト目で睨む。
「幸せにしてやらなアカンで」
その言葉に〝解っとるわ〟と返して
花蓮の家へ急いで向かった。
チャイムを押すと笑顔で出迎えてくれる、俺の大好きな笑顔。
薔薇を渡すと頬を染めてはにかみ
『ありがとう///』
その一言が紡がれると同時に
彼女の愛らしさに堪らず抱き締めた。
薔薇11本〜最愛〜