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ワタシは、アナタは。▶︎ HQ×Ω
第5章 許されざる者 @ 孤爪研磨×β
ある雨の強い日、テスト勉強をしようと遙に誘われて、お気に入りのお店のアップルパイを買って遙の家に向かった。
家のチャイムを鳴らしても返事がない。
ドアが開いている。
小さなローファーと、大きなローファー。
見覚えのある鞄。
上から小さく物音がする。
静かに階段を上る。
僅かに開いた遙のドアの隙間から見えたのは
目をそらしたくなるような光景だった。
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