第7章 六時間目 〜お部屋の授業〜
「翔くんの部屋っていつ見ても………」
綺麗すぎます
だって、床には髪の毛一本もない
本棚の上にもほこりは見当たらない
しかもベランダにはちゃんと洋服が干してある
「何?そんなジロジロ見ないでよ笑」
そう言いながら私の目の前にオレンジ色の液体を置く
「…またオレンジジュース?私もう子供じゃないよ?」
「え?でもオレンジジュース好きじゃん。…嫌いになったの?」
つぶらな瞳で私の顔を覗く
「いいえ大好きです」
私がそういうと翔くんは見る見るうちに笑顔になる
「でしょ?俺の事は何でも知ってるから」
……翔くんはストーカーですか?