第3章 三時間目 〜不安な授業〜
「舞ちゃんにバレた」
舞ちゃんにバレた?
「何がバレたの?」
「櫻井先生に本命が居るってこと」
…え
それは、ヤバくないですかい?
「どうしよう〜!」
私にすがりつくメイ子
「どうしようって!」
「昨日、舞ちゃんと櫻井先生について話してたら口がついスベッちゃって…」
「も〜…メイ子……」
メイ子には、多少アホさがある
…ん?今日、地理あったけ??
私は時間割を見た
そこには
“二時間目 地理”
と書かれていた
「どうすれば良いかな?」
私に聞かないでよ、、
私だってその本命について悩んでるし
不安だし…
だけど、メイ子にはそんな事は言えない
「と、ともかく今日は様子をうかがおうよ」
「そ、そうだよね、分かった」