第4章 大きいね【牛島 若利】
【おまけ】
2021年一
若利くんはプロのバレーボール選手になり、
世界で活躍し、
私は実家の家業を継いで両親と共に働いていた。
今日は彼に誘われて
一緒にパリに来ていた
理由は…
「ん〜そうっすね〜」
「「マブダチです」」
情熱大陸の撮影だそう…
私はインタビューされている
2人を微笑ましく見つめていた。
(なんだか…若利くんが
高校生のときを思い出すなぁ…)
しみじみしていると
「〇〇!こっちへ来い!」
若利くんに呼ばれた。
気づいたら撮影は終わって
スタッフの方々は後片付けに入っていた。
呼ばれた方へ行くと
「俺の高校時代の
チームメイト…天童だ。」
「若利くん〜マブダチでしょ〜?」
天童くんを紹介された。
『ふふっ…知ってるよ』
「あっれ〜?
□□先輩じゃないっすか!?」
実は天童くんは
専門学校が一緒で後輩だ。
「知り合いか?」
『ふふっ…学校が一緒だったの』
「俺、和菓子ってあんまり
キョーミなかったけど、
先輩が作る和菓子は好きだったんだ!」
『えへへ、ありがと!
私も天童くんの作るチョコ大好き!!』
2人でキャッキャとはしゃいでいると
グイッと肩をもたれて
「もうすぐ、□□じゃなくなる。」
少しムスッとした顔でこういう若利くん。
『へっ!?//』
「え〜!?」
それってつまり…
「日本に帰ったら
ちゃんとプロポーズする…」
『う、うん…///』
肩を抱く手が優しくなる…
…泣きそうだ…
「なになに〜、
そういう報告しに来たの?」
天童くんが若利くんに
笑顔で問いかける。
「ああ…天童には、言わないとな…」
「あはは!…おめでとー!」
天童くんは私たち二人に
たくさんお祝いの言葉をくれた。
私と若利くんも
たくさんお礼を言った。
彼のプロポーズの言葉は…
「お前は俺が一生守る」
2人で幸せになろうね…
*終わり*