第3章 クラスのあの子 【及川 徹】
【おまけ】
昼休み
久々に岩ちゃんと
屋上でランチタイム
「でさぁ…〇〇ちゃんてば、
初めてパンケーキ食べたって、
子供みたいにキラキラ目を輝かせて
めっちゃ可愛かっ…」
「おい、その話今ので5回目だぞ。
いい加減にしろ。」
俺のメソメソ昼休みは
ルンルン昼休みに変わり、
彼女と過ごすことになっていた。
「だって、仕方ないじゃん!
今日〇〇ちゃん、
昼休みに先生から呼び出しくらってるとかで
会えなかったんだもん」
「先生って、数学の?」
「そうそう、なんで知ってんの?」
「あれ、そうじゃね?」
と、岩ちゃんの指さす方向を見下ろすと
校舎裏を歩いていく先生と
後ろを着いていく〇〇ちゃん。
話し声がするが、何も聞こえない。
彼女たちが向かう方向には
外の部活用の倉庫と部室
**
〇〇side
『あの…先生…
手伝うって何を?』
何だか様子のおかしい先生に
後ろから問いかける。
倉庫の前に来た時
くるっとこちらに向き直って
「お前…及川と付き合っている
というのは本当か?」
と聞かれた。
『!!!/////
…は、はい//』
急に徹くんの名前が出て
ドキドキする。
「おぉぉぉーいー!!!
〇〇ちゃぁぁあーん!!!」
頭上から声がして屋上の方をみると
徹くんがニコニコしながら
手を振っている。
私は嬉しさと恥ずかしさで
『先生、急用できたんで、
私戻りますね!』
と、ダッシュで校舎に戻った。
「あ、おいっ…!」
(及川のやつ!)
**
「あの先生、前から怪しいと
思ってたんだよね〜。
〇〇ちゃんにすげー甘くてさ。」
「倉庫で何しようとしてたんかな。」
「さぁ、でも岩ちゃんが気づかなかったら
と思うと…ちょっと怖いよね。」
そんな話をしていると
ガチャ
『徹くん…//』
女神降臨。
「〇〇ちゃん、屋上からでも
君の美しさにみとれてたのに…
こんなに近くに来ちゃうと
岩ちゃんが、惚れちゃうでしょ?」
『へっ!?//』
(美しさ!?…みとれる!?///)
「え!?なんで顔赤くするのっ!?」
「□□…及川に飽きたら
いつでも俺のところに来いよ…?」
「ぎゃー!やめて!
岩ちゃんだけはダメー!」
*終わり*