第9章 計算と本音【澤村 大地】
付き合いたてのときは彼女を
甘やかしまくって、
色々と失敗していた。
部活で忙しくても
毎日欠かさず電話したり、
会いたいと言われれば
夜中でも自転車で隣町まで会いに行ったりした。
マネージャーが清水だと知って
部活に乗り込んできて
『澤村に触らないで!』
と騒ぎまくった日もあった。
「……努力する…」
『半径2m以上近づくのもダメ!』
「それは無理」
『何ですって!?』
と揉めに揉めた。
昼休みに人気の無い資料室で
馬乗りになられて
『澤村…っ、私…我慢できない…//』
と、襲われたこともあった。
俺の童貞は
この資料室で呆気なく奪われた。
ずぷぅっ♡
「あっ、□□っ、そんな…
腰使い…エロい//」
『っ、澤村ぁっ、きもち…っ//
すきっ、すきぃ//』
「アアッ、すごっ、
食いちぎられる…//」
『はぁっ、奥あたって…いいよぉ//』
騎乗位で腰を上下に動かす2人。
「あっ、ダメだ…
ゴムしてな…//」
『あっ、なかだしてぇ』
「だめだっ、外!
こらっ、離しなさい!」
『いやっ、いくっ、
抜いちゃ、あんっ!!//』
ビュルルッ
間一髪で外に出したが、
二度と外ではヤらないと誓った。
というか、二度と□□を
甘やかさないと誓った。