第4章 フラグ回収は準2級
僕は玄関で座った
現在時刻は7時
学校に着くと7時半だ
靴を履き替えて立ち上がった
母「気を付けてね」
『わかりました』
父「学校まで乗せて行こう。今日は仕事仲間とゴルフに行くからよ」
今日の誠さんは仕事が休みである
『お願いします』
父「よし!乗れ!」
上風「俺も乗してってよー」
父「おう!いいぞ!」
上風「いよっしゃー!!」
優真は友達と遊びに行く予定だ
母「みんな、気を付けてね」
上風「母さんも気をつけろよー」
母「わかったわ」
都美子さんは微笑んでいる
父「じゃあ、行ってくる」
上風「いってきまーす!」
『いってきます』
僕らは誠さんの車に乗って家を後にした
僕は学校の正門前で車を降りた
誠「今日は頑張って来いよ!」
『はい』
上風「失敗してもくよくよすんなよ!」
『はい』
そういうと車は行ってしまった
現在時刻は7時10分
早く来すぎてしまった
僕はそう思いながらも更衣室へ向かった
更衣室で着替えを済ませた後テニスコートのブラシ掛けをしようとテニスコートへ向かった
パコーン、パコーン
誰かがテニスをしているようだ
テニスコートに着いた僕は周りを見ると
銀髪の人がひたすらサーブ練習をしていた
仁王君だ
サーブをしているだけであって目標物も何もない
ただ単にコートに入れているだけだ
僕は倉庫へ行き小さなカラーコーンを4っつほど持ちテニスコート向かった
仁王君はまだサーブ練習をしている
僕は仁王君が入っている1つ隣のコートのブラシを掛け持ってきたカラーコーンを設置する
勿論、サーブ練習用の配置で
『おはようございます、仁王君』
仁「な!あ、お、おはよう」
どうやら仁王君はサーブに夢中になっていたようだ
僕が隣のコートに居る事に気づかなかったようだ
仁「お前さんいつから?」
『少し前にテニスコートに入りました』
仁「そうか」
どうやら全く気付かなかったようだ
『少し頼み事があるのですがよろしいでしょうか?』
僕は持ってきたタオルを仁王君に渡した
仁「頼み事?」
仁王君はタオルで汗を拭いている
『出来れば、あちらのコートで打ってくれないでしょうか?』
仁「?」