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古きパートナー

第19章 面倒


仁「俺としては動きやす過ぎて気持ち悪かったのう。もっと自分の思い通りに試合をすればええのに」

『自分の思い通りに試合を公の場では出来ません』

幸「いいんじゃないかな?」

柳「そうだな。マジシャンは何もかも隠された存在である。それを模造したテニスをして考えれば楽に出場が出来るだろう」

幸「でも、それだけじゃないんだよね?」

『...はい。怖いんです。小学生の時の人達とたまたま会う事が』

仁「大丈夫じゃ。俺が一緒におったる」

幸「好きな事に集中してもいいんだよ。それに、この前の球技大会で氷月の性別も知れ渡ったからね」

『はぁ...、そこが一番面倒なんですが』

球技大会は男女別

去年出来なかった分はやらないといけないと思い普通にしていた

そして試合がはじまる1分前に自分が女子のベンチに現れて

三輝さんの話で全校の話題に上がったのだ

柳「まあ、仁王もそれを望んでいる」

『え?』

仁「お前さんとだったら大会に出たいのう」

『役に立つのなら、頑張ります』

仁「ええ子じゃのう」

幸「大会に出られるのは部長副部長以外のテニス部員。そして互いが同じ学年であり同じ学校に通うものだよ」

『部員であって部員じゃないんですけど』

柳「マネージャーも部員に含まれているから問題ない」

幸「学校側から出せるのは3ペアまでだよ。頑張ってね」

『はぁ...』

なんだか面倒な事になりそうだ

此処で引き受けたのが...!

『......』

仁「氷月?」

柳「どうした?」

近くで見ている

此処は4階

窓の下には森が広がっている

飛び降りれない事もない

僕は立ち上がって窓の前に立つ

窓を開けて辺りを見る

今日は満月、よく見える、森の様子が

幸「まさか、居るんだね?」

『ちょっと、会ってきます』

仁「氷月っ!」

仁王君の静止の言葉を無視し、森の木々の中に飛び込んだ






?「大胆に降ってきたね」

?「そうだね」

『少し話をしませんか?』

蒔「いいですよ」

明「そうですね」

『この写真はお返しします。大切な物でしょう』

僕は目の前にいる黒い2人に写真を差し出した

蒔「明奈...」

明「確認してもいい?」

『はい』

明「あなたは何処の被害者?」

蒔「明奈っ!」

『1番目の村です』
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