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古きパートナー

第8章 サイカイ


白川側

『あの』

仁「なんじゃ?」

『いつまで居るのですか?』

ご飯を食べ終え仁王君は帰って行った

僕は風呂に入り勉強をしている、のに

僕の後ろにはいつの間にか仁王君がベットで座っていたのだ

仁「お前さんが寝るまでじゃ」

『はぁ、明日遅刻しても知りませんから』

仁「その辺は大丈夫じゃよ」

僕は自分の勉強に取り掛かった

時刻は11時を過ぎようとしていた






12時前には宿題と予習が終わった

復習?ナニソレオイシイノ?

基本しません

わからない所は今はないから

『ふぅ』

仁「ん?終わったんか?」

『はい』

仁「じゃあ、今すぐ寝んしゃい」

『明日の準備をしてからにします』

仁「お前さんと言うヤツは」

呆れている

確かに体の調子は優れない

それは、夢のせいだ

夢の1つや2つで堪えるなんて情けない

僕は自分に笑いそうになった

仁「なあ白川」

『なんですか?』

仁「......、やっぱなんでもなか」

昼間の事だろう

『小学校低学年の頃の夢でした。毎日同級生から暴力を貰っていた夢です』

仁「!思い出したんか!」

仁王君は立ち上がった

『いえ、思い出すのは断片的な物です』

仁「そ、そうか」

髪を見るとずいぶんと色が抜けて来た

仁「お前さんの髪は綺麗じゃからのう。早く見たいぜよ」

『簡単に言わないでください』

仁「クックック、まあそんなに怒りなさんな」

僕は怒っていない

仁「最近、感情豊になってきたな」

『そうでしょうか?』

仁「他人口調なのは変わらんか」

『他人口調?』

僕が他人口調をしているのk...

知ってた

なんとなく気づいていたさ

仁「じゃあ、俺は帰るとするか」

『はい』

仁「おやすみ白川」

『おやすみなさい、仁王君』

言い終えると仁王君は自分の部屋に帰って行った

『今度からはチェーンを掛けておきましょう』

僕は明日の準備を終え電気を消す

そのままベットへダイブし眠りにつく

今日はなぜ仁王君と幸村君の隣で寝てしまったのだろうか

僕は慣れない人とは寝る事は出来ない

では、慣れているのか

まあ、毎日こればそうなるのか

僕は自分の本心に気づく事は大分先の話しだった
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