• テキストサイズ

サボコアの日2015.3.28

第2章 出会い





「サボ。」

いきなり後ろから声をかけられ、肩がピクンとはねる

振り向くと俺の恩人、ドラゴンさんと小さな女の子がいた……

「なんですか?ドラゴンさん」

「この女の子はコアラという。
新しく革命軍に入る子だ。
仲良くしてくれ……」

「あっ、はい‼︎」

俺はその子の正面に立った。

「俺の名はサボ‼︎よろしくな‼︎」

そう言うと右手は差し出す。
笑顔をみせると同時に、かけた前歯もみえる。
しかし、左目には火傷と思われる痕がある…

(この子……どうしたのかな?
ひどい怪我の痕が……)

コアラは差し出された右手を見つめることしかできなかった……

おずおずとコアラが自分の右手を出した。
サボの手はコアラの手をとり、握手を交わした。

コアラはスッと息を吸い込んだ

「私はコアラ‼︎
こちらこそよろしくね♩
サボくん‼︎」


コアラが俺の名を最初に口にしたのはこの時だった……






あの時の笑顔も声も……
気持ちも忘れられない……

気持ちはずっと…続いてる。

俺は……好きなんだ。

コアラの事が……


だからドレスローザには連れて来たくなかった。
誰でも好きな奴を危険な目に合わせたくないだろ?

/ 15ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp